僕が大人になる前に。

”モイ!”で始まり、”モイモイ!”で終わる、そんな日々。

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フィンランドの東北【タイバルコスキ】へ来て-4日目-スキーにバスケにスポーツ尽くしの1日

どうもどうも、

イッチーです!

 

今回はTaivalkoski 4日目について書いていこうと思います。

 

タイトルに書いてある通り、スポーツ尽くしの幸せな1日でした。

 

 

午前中から午後2時頃まで【ダウンヒルスキー】

午後五時から七時ぐらいまで【バスケットボール】

の1日です。

 

楽しかったからでしょうか。

帰ってきた後も全く疲れていませんでした。

むしろアドレナリンがまだ分泌していたからでしょうか、帰ってからも寝付けなかった~。

 

スポーツ尽くしの1日であり、

【やっぱりスポーツって良いな】

と、再認識できたと共に、

 

【子どもたちの優しさに触れ】

【子どもの笑顔が好きだな】

 

と強く思い印象に残った1日でした。

 

 

今回も、森村フィンランドのまいみさんのご協力の元、スキーの授業に一緒に参加することができました。

一緒に活動した子どもたちはスキー場から車で30分程離れている場所に学校があり、全校生徒60人ほどの小さな小学校です。学年のくくりは1.2年生、3.4年生、5.6年生の3つで分かれているそうです。今回、この学校の授業見学はできなかったので、どういう風に授業が組まれているのかその実態を知ることはできませんでしたが、次回できるのであればしてきたいと思います!

 

先生たちが先に到着したので、たどたどしい僕のフィンランド語で自己紹介をした後、子供たちを駐車場で一緒に待ちました。

 

 

どんな子たちが来るのだろう。。。

 

ドキドキの瞬間です。

 

 

 

そしてバスが到着。

子どもたちが順番に降りてきます。

何も聞かされていない彼らは、僕を見るなり

 

「誰!知らない人が先生と一緒にいる!」

 

 

 

 

っていう顔をできるだけしないように、けれどこちらに興味があるように横目でちらちら見ながら、スキーレンタルのできる建物の中に入っていきます。

 

誰!って感じ出さずに、警戒しつつ興味ありげにする感じが何ともフィンランド人。。(多分、他の国も同じじゃ。)

 

全員一気にバスからは降りずに建物内が飽和しないようにタイミングをずらして徐々に降りてきます。

 

 

そのあと日本なら、用意ができたら全員を集めて

「これからスキー授業を始めますよ~」

ってなると思うんですけど、

流石フィンランド

 

 

 

準備できた人から開始。(笑)

 

 

火曜日のバスケと一緒や~。

流れ流れで始まるやつ~。

 

 

と、思いつつも僕も小学1.2年生と一緒にゲレンデに向かいます。

 

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まだダウンヒルスキーに慣れていない子どもたちは、このロープで20メートル程の緩やかな斜面を登り滑走してきます。

僕も昨日クロスカントリースキーをしていたおかげで、踵を上げる癖がついてしまい(ダウンヒルスキーの靴は踵あがりません)、ぎこちなかったので一緒にしばらく上り下りしていると、学校の先生が来て挨拶してくれました。

 

 

体育の先生っぽいな~と思っていけど、、、

 

 

 

 

 

校長先生。

 

 

 

 

!!!!

 

 

 

長(おさ)じゃん!

 

 

 

フィンランドの良いところは上下関係が無く、良い意味でフラットな点。

こうやって校長先生と一緒にスキーも滑れちゃいます。

部外者が一緒にスキーできちゃいます(笑)

 

 

校長先生から

「君はスキーできるって聞いたから、あっちの普通のゲレンデで滑ってきなよ。

生徒と一緒に。」

 

そう言って、生徒を紹介してもらい一緒に滑りました。

彼らには英語の練習だ!英語しか喋っちゃいけないよ~、と指示を仰いでたらしく

英語で話しかけてくれました。

 

びっくりしたのは

 

【普通に会話が英語でできるということ】

 

 

小学6年生ですよ。

僕の小学6年生の時なんか

「My name is ...」

Apple! Banana!」

とか、そんな程度で海外の人と生で会話することなんてできなかったはずです。

今ですらそうなのに。。。(笑)

 

 

 

本当に、普通に話しているんです。

比較級とか

Do you wanna~ とか

Shall we~ とかとか

 

もうほんと多彩でした。

 

多分、英語が話せてどこの誰とも知らないやつと一緒に滑れる物わかりの良い子を紹介してくれたのだと思いますが、

それを把握できている校長先生と学校の仕組みもすごいですよね。

 

 

あと、驚くべきがその子1人だけじゃなく、

 

僕と一緒に滑ってくれた5.6人は普通に英語で話していました。

 

 

この英語ができるという驚くべき事実。

 

【やっぱ教育がすごいからだよね~】

 

って思っているみなさん。

 

それも一理あります。

 

 

 

 

が!!

 

 

それが主な要因じゃないと僕は思います。

 

日本語の授業を一緒にアシスタントとして参加させていただいて、

色んな学生から「なんで英語ができるの?」という質問を沢山してきて、

教育以外の要因に気づきました

 

それはまた後日にお話しできたらと思います。

 

 

 

 

話はスキーに戻ります。

 

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2人用のリフトやゴンドラが使えると思いきや、省エネタイプの股に挟んであがっていくスタイル。

 

最初は股の間に挟めずに両脇で抱えることに。。。

 

 

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一番上まで来たら

滑走です!

 

みんなと一緒に滑っていきます。

このスキー授業、1.2ヶ月に1回の頻度で来るらしく、みんな普段から滑っている影響もあってか上手でした。

スキーの子もいればスノーボードの子もいて様々でしたが、スキーの方の子が多かったです。

日本と違うなと思ったのが、

 

 

全員ヘルメット着用していること

 

自転車もそうなのですが、フィンランド人はヘルメット着用して危機管理に努めています。

僕も、スキーレンタルする時に、ヘルメットの着用を聞かれて断ったら渋い顔されました。安全上着けてほしかったのでしょう。。。

それくらい大人も子どもも普通に着けているってことですね。

 

 

1時間ぐらい滑った後、休憩時間になりました。

 

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ジュースとソーセージを子どもたちと一緒に頂きます。

 

みんなとの距離を縮めるために

「Mitä kuuluu?(元気ですか?)」

「Kuinka vanha sina olet?(何歳ですか?)」

と、矢継ぎ早に聞いて回りました。

返ってくる数字がフィンランド語なので、良いフィンランド語の勉強にもなりました。

 

聞いているうちに10歳近く歳離れてるけど

『いったい自分は何歳に見えるのだろう』

という疑問が頭をよぎりました。

この疑問、この日の夜に解決しました。(笑)

 

 

ソーセージを食べ終え、今度は違う子どもたちと一緒に滑ります。

その子たちもまた「英語を使う」指示を受けたらしく、英語で話しかけてきてくれました。

1人、僕の顔に何か可笑しなものでもくっついているのかってくらい、顔を見てくる子もいましたが、あの子はどうしたんだろう・・・(笑)

アジア人が来るのがきっと珍しいからかな、と自己解決して終わらせましたが、何かモヤモヤする~

誰か同じ経験の人いたら是非教えてください(笑)

 

 

みんなと楽しく何回か滑っているうちに、時間はあっという間に過ぎ

帰る時間に。。。。

 

 

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学年に分かれて順番にバスへ乗っていきます。

 

最初は

誰!

っていう視線で見てきた子どもたちも、

最後には手を振って挨拶してくれました。

 

嬉しかったのは、一緒に滑ってくれた子が

Kiitos!(ありがとう!)」

と言って、笑顔で手を振ってくれたこと。

 

 

 

仲間に入れてもらって、一緒に楽しい時間を共有させてもらったのはこっちで、

お礼を言うのは自分の方なのに。。。

 

 

 

兎にも角にも

温かい時間でした(外気温普通に-15℃とかでしたけど(笑))。

 

 

 

更にそれだけではなく一緒に今回滑らなかった子たちもバスの中から手を振ってくれました。

優しさや楽しさは伝達するのでしょうか。

一緒に身体を動かして楽しむだけで、こんなに「友達の輪」は大きくなり、「心のキョリ」は縮まるんですね。

 

これがスポーツの良さだなと思いました。

言葉も世代も超えて楽しみ、近づくことのできるツール。

もっともっと広めていきたいと強く思いました。

 

 

まだ、子どもたちにありがとうも伝えきれてないし、

何かお礼がしたいな。

もうこれは帰ってくるしかない!!

心に決めました。

 

何回行くんだよ~

ってくらい行ってますね。(笑)

 

タイバルコスキの皆さん、またお世話になりそうです。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして午後からは、火曜日に行ってきたバスケに参加してきました。

2度目の参加です。

 

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(コーチがスキルテストの説明をしている様子です)

 

この日も一緒に練習し、ゲームをしました。

人数は6人しかおらず、3 on 3で行いました。ただ、ハーフコートではなくオールコート。

普通のゲームからたちまちロングパス→レイアップシュート合戦に。(笑)

 

全員の疲れがたまるのもすぐで前回よりも多めの休憩を取りました。(笑)

休んでいる時間が多かったので何かできないかなと思い、予め用意していた日本から持ってきた抹茶&クランベリー味のキットカットを選手たちに渡しました。

今考えたら、疲れてて喉乾いてる中でチョコ食べたら余計に喉乾いて苦行だわって思いますが、この時は完全に頭周っていませんでしたね。(笑)

 

 

みんな嬉しそうだったのが印象的でした。

パッケージには日本語が書かれてあって、

「これなんて読むの?」

って聞かれて、その説明だったり中に何が入っているかを教えたりと

会話を生み出すきっかけになったのは嬉しい誤算でした(もちろんフィンランド語で(笑))。

 

これから、留学する皆さん。キットカットの日本限定のフレーバーはおススメですよ!(ただ、抹茶は外国人の口に合わない場合もありますが・・・)

 

 

そのあとすっかり打ち解けて、残りの時間も3 on 3をオールコートでしてきました。

もうクタクタ(笑)

その後、火曜日の様に流れ解散しました。

 

 

が、今日は2人すぐに帰らない子がいました。

携帯で何かメッセージを打っている様子。。。

と、同時にその画面をこっちに向けてきました。

書いてあった文字は

「あなたは何日までいるの?」

という文字。

 

グーグル翻訳で会話をしようとしてくれていたんですね。

 

 

論文を読むのが面倒でグーグル翻訳して全部なんとなく意味を読み取りながら徹夜したあの日と

今日という日ほどグーグル翻訳に感謝した日は無いでしょう。(笑)

 

 

僕もフィンランド語で返しつつ、しばらく会話しました。

「どこに泊まってるの」

「何で来たの」

「歩いて帰るの」

「今日、スキーしてたよね」

「スキーしてたの見たよ(いたんかい!(笑))」

 

 

そうやって会話しているうちに

帰る方向と住んでいる場所が近くだという事が分かり、一緒に歩いて帰ることに。

 

たった2日でのここまでの距離の縮まり方。

これは、バスケとキットカットのおかげですね(あと、グーグル翻訳(笑))

感謝せねばなあ。

 

その子たちはなんと兄弟で、1人は中学生、1人は小学5年生でした。

外見からしたら2人とも5歳くらい大人びて見えますけどね(笑)

そんな風に思っていたら、

「何歳?」

と聞かれたので

「22だよ」

と答えたら、

 

「え~うそだ~」

って2人とも笑ってこちらをみます。

 

 

 

 

 

 

 

「16歳に見える」

 

 

 

 

 

 

 

 

高校1年。。。。(笑)

 

 

・・・・そんなに若いか。(笑)

何だ、言動か。

振舞いか。

容姿か(笑)

 

なんだ(笑)

 

 

日本人はヨーロッパの人と比べたら若く見えるっていうし、僕自身どちらかと言ったら若く見られる方ですが、それでもここまで若く見積もられたのは初めてでした。

ポジティブに考えたら高校1年に見えるってことはそれだけ年齢差気にしなくていいってことなので

そういうことにしておきます(笑)。

 

 

日本から来たよ~

ということを伝えると

「いつかは日本に行きたいんだ~」

と、言ってくれました。

嬉しい限りです。

 

この子たちが大きくなって5年後6年後、旅行に来た時に案内できるようにフィンランド語も英語も怠けていられないな!と

モチベーションがぐんと上がった瞬間でした。

 

 

 

子どもたちと一緒に思いっきりスポーツをして楽しんだ充実した1日でした。

その瞬間瞬間を切り取ると

子どもたちの

【笑顔】

【笑い声】

【優しさ】

ばかりが心の中に残っています。

 

 

ただ、一緒にスポーツをした。

 

 

それだけなのに、純粋無垢な子どもたちと一緒にいる事で

自分の心も若く余計なことは忘れて、碧く磨かれたかの様に一心不乱に楽しんで

「今」を生きているなって感じがしました。

自分の言葉だけでは伝わりきらないのが勿体ないくらいです。

 

 

スポーツの良さと、

子どもたちの笑顔と優しさに触れた1日でした。

 

 

また帰ってきて、恩返しがしたいな。

何か形として残せるように。

 

思い出として残せたらな。

 

と思います。

 

 

次回に行くまでの課題ですね。

 

 

 

 

 

そんな16歳になった1日でした!

まだまだ傍からみても大人ではないようです!

このブログもしばらく続きそうですね(笑)

 

 

次回は、Taivalkoski 5日目について書いていこうと思います!

5日目も、子どもたちとの触れ合いが沢山ありました!

乞うご期待!

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは!

Moi moi!

 

 

 

 

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