フィンランドの東北【タイバルコスキ】へ来て-5日目-子どもとのキラキラした1日
どうもどうも、
イッチーです。
更新が滞ってしまっていました。
というのも、授業が忙しかったからです(完全なる言い訳ですね~)。
この辺のことについてもまた書いていけたらと思います。
今回はTaivalkoski5日目、最終日について書いていこうと思います。
4日目と同様に、子供たちとの触れ合いの多い1日になりました。
とても色濃く自分にとって新しい気持ちの想い起された日です。
この日の活動は主に2つ。
1. 小学校の授業見学&日本文化発信
2. 学童保育施設での子どもたちとの触れ合い
でした。
フィンランドに来て、3度目の授業見学です。
僕の本来の留学目的は「スポーツ」でしたが、だーーーーいぶ教育に偏ってきていますね(笑)
まあ、スポーツに関して学びつつ、教育との結びつきを考えているのでこのまま頑張っていこうかなって思います。
回り道は無く、選んだ道を受け入れる事の方が大事ですしね。その選択を無駄だったり意味のあるものかどうかと考えるのはその人自身の器量と考え方次第だと思います。
タイバルコスキの地元の小学校に行ってきました。
朝、学校に着くなり昨日一緒にバスケをした中学生の子が教務室の前に。
あれ?ここは確か、小学校のはず、、、
話を聞いてみると、
中学生は「職業体験」の形で先生たちのお手伝いをしているそうです。
他にも様々な職業体験の選択肢がありますが、先生を目指している人はここに来るそうです。
そして、日本で言われる教務室と呼ばれるところに来てみると、、、
先生たちがまったりしている。。。
誰かが作ってきたお菓子を食べて朝は落ち着いたひとときを過ごすらしいです。
この小学校には、
➀扉の様な仕切りが無く
②教師の個々の机が無く
➂談笑できる円形のソファがあり
➃教師の朝のミーティングの様なものが無い
様子でした。
僕が見て、過ごしてきた日本の小学校とは異なる点だと思います。
こういう小さな「心地よさ」は生活していくうえで必要な「豊かさ」になっていくのかなと感じました。
そして、授業に参加。
このクラスは、みんな活発ですごい積極的な子も多いため、発言権カードや音読できる権利カードがありました。
また、授業の進度についていくのが難しい子は、参加できる授業だけを一緒に受け、そのほかは別の場所で勉強します。
また教室の中でも、1つ歳の差がある子も混ざっていて既に歳による先輩・後輩という概念自体がもうこの時点でうまく形成されていないんだなと思いました。
数学や国語をやり、1日の最後に日本文化について紹介させていただきました。
内容は前回のSiirinjarvi高校で紹介した内容と同じですが、それとあわせてだるま落としと福笑い、、折り紙について紹介しました。
だるま落としや福笑いは時期的に遅いと思われましたが、子ども達には異文化かなと思いやることに。
今回は、時間が無く説明だけで終わってしまいましたが、その代わりにみんなで折り紙を折りました。
その時に披露したのが
「鶴・飛行機・手裏剣」の3つ。
この後、みんなで折り紙をすることになり、「手裏剣」を折ることに。
ただ、これが失敗でした。
予想以上に折るのが難しい。
僕からしてみれば折り紙は当たり前にあって子どものころからしていた身近な文化。少しくらい難しくても手裏剣は教えられるだろうと思っていましたが、子どもたちは折り紙をすること自体初めての「まさに異文化体験」状態です。
その中で紙を違う方向へ追って曲げてくっつけてを繰り返すのは至難だったと痛感しました。
しかも手裏剣は裏、表を確認するのも必要。今の僕にはそれを教えきることはできませんでした。
上手くできた子もいれば、なかなかできずに半分に折りたたまれた状態で終わってしまった子もいて、手裏剣をみんなで折るというプランはうまくなかったなと思いました。
日本の文化紹介が終わった後に、自分の折った手裏剣を持ってきて
「あなたにあげる」っといって恥ずかしそうな顔で持ってきてくれ子がいました。その子にとってはどこの誰とも知らない海外から来た人。そんな人に1人で声をかけるなんて相当勇気のいる事だったと思います。
その気持ちだけで僕はここに来てよかった。日本を紹介できて良かったなと思いました。
授業後は学童保育施設に行きました。
ここには親の迎えを待つ子どもたちが遊んでいました。見た目からして小学2.3年生くらいです。
最初に部屋の中に入って挨拶しても
みな知らぬ存ぜんぬ
誰ですか?
ってかんじ。
名前を聞いても、年齢を聞いても、
「しーん」としてしまい
これはやばい。TVで放送してたら大事故や。
といった感じに。(笑)
そこで、一緒に来てくださっていた森村フィンランドのまいみさんが、みんなに遊ぼうと働きかけてくれました。
とりあえず机の周辺に座り、様子をうかがう子どもたち。
まず、今日学校でもやってきた「だるま落とし」の説明。
説明が一通り終わり、「やりたい人!」と言ってもみんな恥ずかしそうに誰も手を挙げません。
ただ、子ども特有の「お前が行けよー」的なノリで1人やってくれました。だるまの下の部分をたたいた後、すぐに木槌を引かないとだるまが倒れてしまい、少しテクニックの必要なゲームに苦戦しつつ楽しんでいる様子でした。
次に、福笑いをやってもらいました。
結果的に
これが大盛り上がり!!(笑)
目や鼻が変な位置に来ると、周りにいる子どもたちは大はしゃぎ。
有り得ない位置に置かれれば置かれるほど大爆笑になります。
それはきっと
「ありえないやろー、面白い~」
っていう笑いだったのかなと思います。
あー
素直だなー(笑)
自分にもこんな時もあったのかなー
と思いながら、しみじみしつつ、盛り上がってくれたことにすごく嬉しさを覚えました。
実をいうと、このおもちゃは僕の母の妹(僕の叔母にあたります)が、小学校の子ども日本文化を紹介するなら、と厚意で贈ってくれたものでした。他にも、羽子板やけん玉、駒等沢山のものをもらいました。
その贈り物は、日本文化のイベントや僕が高校や中学校に訪問した際に大活躍しています。「百聞は一見に如かず」とはよく言ったもので、実際に目の前で見せるのと口だけの説明じゃ天と地の差だなと思いました。
今までも、福笑いやだるま落としはフィンランドの人たちの反応が良かったですが、ここまで良かったのは初めてでした。
本当に感謝したいです。
福笑いで楽しんだ後も、折り紙を折りました。今回は手裏剣ではなく、一番簡単で作った後にも競うことのできる「飛行機」にしました。
飛行機は比較的折りやすいため、みんな上手に折って、そのあとみんなで飛ばして遊びました。
が、そこはわんぱく盛りの子どもたち。
飛行機を~
飛ばすのではなく、
僕に投げてぶつける。
へ?(笑)
ここでもいじられキャラ?
早いなぁ(笑)
隠していたんだけどなぁ(笑)
とまあ、こんな感じで
「やったな!」
と怒ったふりをして追いかけっこに突入。(笑)
普段は年上のお兄さん的ポジションの方がいないからか、まあ、走る走る(笑)。
疲れて休憩しようとすると、そこにも来て飛行機を投げ続けます。
「ほら、鬼やれよ」
と、言わんばかりに。(笑)
おじさんはもう体力の限界だよ~
と思いながらも、追いかけっこ再戦。
子どもたちのすごいところは、「同じことをしているはずなのに、永遠に飽きないこと」。ぎゃぁ~、わぁ~と奇声をあげながら(もちろん、僕も一緒に)、部屋の中を何回走り回ったことか(笑)
少し落ち着いて、今度は紙風船を作ってあげました。空気を入れるだけのものでこれも叔母から頂いたものです。
それを子どもたちに渡すことによって今度は手のひらで何回叩けるかっていうゲームをやってくれるかな~
と思っていたら・・・・
ボンッ
ボスッ
いや、それも俺に投げるんか~い。
てなわけて
追いかけっこ再々戦。
はじける若さがまぶしかったです。(笑)
子どもたちも何人かが帰っていき、子どもが2人だけになりました。
今度は休憩がてら、UNOをしようということに。
ルールを聞いたところあまり変わりなく
UNOって世界共通なんだ~
って思っていたのですが、、、、
とんでもないルールが途中で発覚。。。
同じ色だったらどの数字構わず出しても良いルールが
発動されたのです。
これによって同じ数なら色が異なっていても場に出せるカードが馬鹿力を発揮します。
同じ数字があれば(例えば黄色と赤色の3があれば)、その色は全部場に出せることになります(黄色と赤色は全部場に出せる)。
その要領で、4色で同じ数字があれば、、、、、、
1ターンで終わるやないか(笑)。
このゲームの醍醐味は何になるの~
と思いながら、静かに見守っていました。(笑)
子どもたちとの遊びは発想力無限大で、純粋に楽しんでいてキラキラしているな~と思いました。
ただ、1日しか体験していないから、良いものの毎日やるのは大変かもな~
とも思いつつ。
この1日で自分は、
子どもとの関わりが好きなんだな
って思いました。
そして、何かを教える事も好きなんだなと。
両親が教師で姉も幼稚園の先生。また、祖父も小学校の先生。
血筋がそうなのかな?(笑)
とも思いますが、
そういう自分が心を向けられるものを探して楽しみながら仕事できたらなと思います。
今回は、ここまでにしておこうと思います。
次回はなにを書こうかな。
それでは!
Moi moi!
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