フィンランドの高校へ授業見学!自由な体育とかっこいいプロム-Part2-
どうもどうも、
イッチーです。
次回に続き
【フィンランドの高校の授業見学に行って-Part 2-】です。
さて、1日目のスケジュールは。
Ⅰ. 8:15-9:30 体育 (GYM)
Ⅱ. 9:40-11:00 英語
昼食
Ⅲ. 11:40-12:55 体育 (Gymnastics)
Ⅳ. 13:10-14:25 体育 (Dance)
でした。
そして後半戦。
まずは、お昼休憩から。
高校のお昼は40分で、ここに昼食と生徒の休憩時間が含まれます。
日本の高校と違うのが、
大学の様に給食がある!!
ということです。
日本でも、探せば給食のある高校はありますが、ここフィンランドでは当たり前のようです。
そのため、2時間目が終わるとみんなもうダッシュで、食堂へ向かいます。
食事はバイキングの様に
自分たちで好きな分だけ食事を取り寄せて食べる。
僕も先生方と一緒に頂きました。
この日の昼食は、、、
こんな感じです。パンの種類や飲み物はこの他にも沢山ありました。
そして、お昼休みに誰も体育館で遊ばない。。。(笑)
自分が高校生の頃は、お昼食べたら消化が終わらないうちにバスケしに体育館まで直行していたのに。。。(笑)
そんなお昼休みが終わり、
3時限目の体育。
この時間は器械体操でした。
先生と一緒に準備しましたが、日本ではやらない種目が沢山!
右奥は、空気を入れて弾むエアーマットの様なもの。完全に空気を入れたら腰のあたりまで高さが来るので、結構はずみます。
手前の吊り輪を用いた器械体操も僕は高校ではやりませんでした。
そして、この写真にはありませんが、この後左に台形の様なブロックがおかれました。高さは1メートルほど。
何に使うのかと思ったら、、、、
パルクール用!
でした。!
いや、もはや器械体操と言っていいのか・・・(笑)
ただ、パルクールも器械体操の宙返りやひねり技と似た技があるため、一概に違うとは言い切れないですね。
そして、授業のために生徒たちがしゅうご・・・・・
!!!
私服の生徒がいる!!
ジーンズ履いてきてる!
帽子被ってる!!
それじゃ器械体操はできんぞ~
自由過ぎませんか。。。?
授業が始まり、まずは準備体操をします。
が、身体をほぐして筋の緊張をとるというよりも、少し体を動かした程度でした。
高校にもよるし、先生にもよりますが、日本の方が準備運動はもう少ししっかりしているというイメージでした。
授業の形態は、数人で集まって各器具の近くに置いてある手本を見ながら、自分たちで技を練習していくというものでした。
が、
しかし、、、、
全然やる気ない!!
先生が指導しているところでは、練習はします。
また、壁に向かっての逆立ちや好転などの比較的簡単な技はやりますが、その他は座ってみんなで話しているだけ。動こうともしません。
エアーマットのところだけはみんな楽しそうに跳ねたり、飛んだりしていましたが
技とは全然関係ない動きばかり・・・(笑)
もう少し、やる気があったり誰かやる気のある子がいて練習しててもいいのに、誰一人いませんでした。
ちょっと残念ですが、無理にやらせる必要もないし、この授業もまた生徒の自己評価で成績が主に決まります。
やりたくないものは無理にやらせない。
サポート・補助する立場。
この授業で自分が先生だったら。
今、生徒の脳をどう刺激したら、活発になるのだろうか。
そんなことを考えながら、この授業は終わってしまいました。
何もできないのがすごくもどかしかったです。
4時間目。
この時間は、「社交ダンス」でした。
アメリカやカナダで言うプロムと呼ばれる高校の卒業パーティーのために練習しているのだそうです。
この日は、全員で一つの大きな動きを作る全体のダンスと、バディを組んで男女で踊るダンスが2曲あり、計3曲踊っていました。
一言でいうと。。。。
超絶かっこいい!!
日本でやるダンスは創作ダンスとかそういうので
全然、手を取り合って踊る・・・
的なのではないから
あったとしても、体育祭だけど、、、
うちの高校には無かったから。(なぜか!!何でないの!!)
体育祭があっても、ダンスなんて今の高校でしているのだろうか。あれは、ちょっと前の時代のプログラムな気がする。。。
ということで、日本では普通じゃないんですよね。
このプロムの練習。
練習なのに、、、、
見ていてかっこよかったです!
このダンスに加えて、全員ドレスやタキシードの正装でかちっと決めて、踊るって考えたら、もう保護者だったら涙もん。(笑)
The 青春。
フィンランドの高校生はもう化粧もしていて耳にピアスしてる子もいるし、
なんなら髪染めている子もいるから、見た目はほとんど大学生と変わりありません。
なんなら俺の方が幼く見えてるかもしれない。。。(笑)
ダンスをしていたんだろうな、ってくらいキレッキレの子がいて、その子たちは前列の中心で踊っていました。
あー、この子達、プロムクイーン・キングになるんだろうなー
って直感で感じるくらい。
それっくらい二人だけ踊り方違う子がいました。
高校の頃にこうやって踊りたかったな~
そういうダンスしたいな~
・・・・
あ
したわ
そういえば
やらせていただきましたわ。
8月に。
こんなこともあったなぁ。(笑)
懐かしい。
この【タイバルコスキ】。
もう大好きすぎて、3月にも行ってきます!
もう今から楽しみで楽しみで仕方ないです!
あ、話がそれた。
こんな感じで、1日目の後半戦が終わりました。
フィンランドのプロムの練習や器械体操の授業を見て、
日本の体育との違い。
を見てきました。肌で感じてきました。
フィンランドにも日本の体育にもそれぞれ良さがあって、それぞれ改善点があるなと思いました。どちらが良いとはっきり割り切ることはできないけれど、スポーツが好きなものからしたら、この雰囲気は好まれるものではないし、スポーツがそこまで好きではなく、授業のカリキュラムの中に組まれているから受講しているという人にとっては、自分の力を加減できる場所なのかなと思いました。
個人的には、「全員がスポーツ・体育を好きになってもらいたい」とは思っていません。
僕も、料理(を作ること)はあまりで好きではないし、それを料理が好きな人から
「料理しようよ!楽しいよ!絶対楽しいから!」という風に強制されるのも嫌だし、妥協点は自分で見つければいいと思うからです。
そう考えたら、スポーツや体育も好きではなかったり、別段好きでなければ、強く推し進める必要はないと思うからです。
ただ、今までやってきた、少なくとも体育や部活で強いられてきた運動を「スポーツ」と考えているのなら、その置き換えをしていきたいなとは思います。
Sportsの語源はラテン語の「Deportare」から来ています。それは「憂いを持ち去る」に似た意味がありそれがフランスに渡り変化して今の言葉になります。
憂いを持ち去る
言い方を変えたら
ネガティブな気持ちを取り払う
もっと言い換えたら
(負の感情が消えて)気持ちが楽しさで溢れる
だと思います。
身体を動かして、楽しかったらそれはもうスポーツであって、運動だと思います。
スポーツはそれぐらい手軽で簡単で、身近にあるもの。
頑張るぞ!
と思ってやるものではなく、
やっていたら自然と楽しくなって、頑張りたいって思うもの。
そういう楽しさ、手軽さをもっと多くの人に理解してもらい、自然と生活の一部になっているにはどうすれば良いか。
これからの課題だなと思います。そのためには、スポーツをする時間を確保するということも必要です。
ただ、それには現在の日本の労働環境では厳しいものがあると思います。
-したくてもできない。-
それはフィンランド人の生活の中でのスポーツの組み込み方、そことの対比で感じました。
だからと言って、日本がフィンランドの様にするべきか、、、、
日本には日本のやり方があるはず。
まだまだ、先は長そうです。
ということで、今回は1日目の後半を書いていきました。
次回は、2日目について書いていきます。
1日目とは違った、驚き発見もありました!
是非、お楽しみに!
それでは!
Moi moi!
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