フィンランド人の外国語習得に対する不思議な感覚と日本語の授業について
どうもどうも、
イッチーです。
今回は
【日本語の授業】と【フィンランド人の外国語への考え方】について
です!
【日本語の授業について】
今週も日本語1(初級)の授業に参加してきました。
今回は
・「~です。~します。」
・「~しました。~しませんでした。」
・「どこで~しますか?」
・「何時に~しますか?」
を、近くのペアと一緒に話をしながら練習、という授業。
最近は自分も学生と一緒に混ざって会話の練習に入ります。
フィンランド人の学生は、照れているのか分かりませんが、あまり話してくれません。それでもめげずに、目を見て話して頑張ってます。
どうしたら心を開いてくれるんだろう。(笑)
(日本語1は受講者が60名ほどいるため、こんな大きいクラスで授業する時もあります)
いつぞやの記事でも書いたように、日本語の授業は、1(初級).3(中級).6(上級)の3つ、今期は開講されています。
基本的な授業のスタイルは同じで、
①教科書を読む
↓
②先生の説明
↓
③ペアで会話練習
↓
④+αの会話練習
これを、課に合わせて繰り返していきます。
レベルによって方法も少し異なり
日本語1は、このサイクルの④が少なめ
日本語3は、③の時に、会話文の読解もやるように促す
日本語6は、③と④が多めで、日本での留学や旅行したときのための生きた会話中心
で行われます。
そのため、自分が介入するポイントも様々で
「会話に一緒に入って練習するのか」
「先生みたいに生徒の音読の確認をするのか」
「日本人の一人として、会話するのか」
その時、その場所、その授業によって変わります。
ちなみに今週は、
日本語3の授業で「転んだ」を文法的に説明することになり
何故か先生と2人で「だるまさんが転んだ」を、することに。。。。(笑)
また比較級の授業の時には、パワーポイントを用いた授業も。
色々と任せてもらえるようにもなった反面、まだまだできることもあると感じています。
自分が、日本語母語話者として、留学生として
できることは何か
考えて、アクティブに色々とできたらと思います。
また、日本語の授業で【危ないフィンランド語】を教えてもらいました。
フィンランド語で
Minä tapaan ystäväni.
=友達に会う(Minä が 私は ystäväni が 友達に)
これに対し
Minä tapan ystäväni.
これはと言うと、
=友達を殺す
Tapaan (タパーン)
と
Tapan(タパン)
aが1つあるか無いかで
会うか、殺すか。(笑)
言葉の違いと、意味の違いが全然違う(笑)
友達が
「気を付けてねー」って笑いながら教えてくれました。
もう、忘れません。
tapaan も tapanも(笑)
【フィンランド人の外国語習得に対する考え方】
個人的に、
自分と違うなー
という驚きがあったので書こうと思います。
日本語を学んでいる友達に
’何故、日本語を学んでいるの?’
と聞いたところ
’特に理由はないよ。あるとしたら、文字が美しいと思ったから’
また、もう一人の友達は、
’母親が美術家で日本に行ったんだけど、その時に感じた文化が好きだったから’
スペイン語を学んでいる友達は
’んー、発音がきれいだからかな。まあ、他に理由があるなら、旅行の時に楽だから、様々な国の人が話してるし’
フィンランド人は、
「その言語を習得先に目標があって、学ぶ」
よりも
「その言語に対して何か感情を抱いて、学ぶ」
事の方が多いなと思いました。
現に、1人目の友達は日本語以外には、特に興味はもっていませんでした。
2人目も同様に、それほど、以前何か日本に対する強烈なインパクトや体験があったわけではないみたいです。
フィンランド人全員がそうというわけではありませんが、
外国語習得に対する考え方、意識が自分とは違うなと思いました。
自分の場合、
「英語を習得して、将来仕事に活かせるように。」
「フィンランド語を学んで、フィンランド人と会話できるように」
という意識でいたため、実際に”言語”に対しては何も感情は抱きませんでした。
特に最初の方は。
この違いはどこから生まれてくるのでしょう。
もう少し、会話して、フィンランドを学んでから分かるかもしれませんね。
それとも、ただ単にこの3人だけがそうなのかも。(笑)
みなさんはどちらでしょうか?
それでは!!(^^)!
Moimoi!
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