僕が大人になる前に。

”モイ!”で始まり、”モイモイ!”で終わる、そんな日々。

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“ことば”はものさし~フィンランド人の否定・肯定について~

どうもどうも、

イッチーです。

 

 

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(この記事の写真が無かったので、先週撮った心打たれた写真を載せます。(笑))

 

今回は、

フィンランド人の肯定・否定について】

面白かったので紹介しようと思います。

フィンランド人と言っても全員こういう傾向があるとは限りません)

 

 

 

フィンランド人の友達(B君)の家に行った時の事。

 

飲み物でも飲んでくつろぎながら、お互いの言語(彼は日本語を、僕はフィンランド語)を教え合って勉強をしよう!

ということになり、早速家に着くや否や、コーヒーを出してくれました。

 

僕は、熱いのが嫌いな超絶猫舌野郎なので

 

B君に

 

「わざわざありがとう~!寒かったから早く飲みたいんだけど、、、、

 

これ淹れ立てだから、ぬるくないよね?

(Isn't this a lukewarm ?)」

 

そうすると、B君は、

「No.」

とだけ、答えました。

 

 

あ、じゃあ、飲める~。ありがたい~と思って口に運んだ瞬間。

 

 

いや。

待て待て。

めちゃめちゃ熱いぞ。

あんたの舌はどうなっとんじゃ。

断熱材でできとんのか。

 

ってくらいに熱々。(笑)

きっとこれは淹れたてでしょう(笑)

 

そう思いながら、

「あっつ!」って叫んで一人お祭り騒ぎしてたら

横でB君がクスクス。

 

「いや、言ったじゃ~ん。熱いよって~。」

 

 

 

 

ん?

熱いか聞いたら、ぬるいって言うたやん(笑)

 

 

そう思ってもう一度頭の中で考えを整理してみた。

 

僕「ぬるくないよね?(これ熱いんだよね?)」

って聞いてみたら、

B君は「No.」と答えてくれたよね。。

 

あの時の

「No.」のきれいな発音。僕は今でも忘れない。鮮烈に蘇るよ。B君の'o'の発音が少し長めだったよね。

まあ、そんなことはどうでも良い(笑)

 

え、熱くないんじゃん。

どうゆうこと??

 

 

そう思って、もう1回聞いてみました。

自分「Isn't this a lukewarm?」

B君「No. ...

 

ほら~。熱くないじゃ~ん。って思ってたら、そのあと続けて

B君 -No.It is not lukewarm.

 

ん?(笑)

It's not lukewarm.ぬるくないよ。)

ってそれは熱いやん。(笑)

 

なんだなんだ。分からなくなってきたぞ。(笑)

 

 

 

まあ、分からないまま、この場はコーヒーをいただいて勉強に取り掛かりました。

 

日本語をB君に教えていると、い形容詞とな形容詞の違いや名詞とくっついた時の変化が中々覚えられない様子。

そこで、僕の拙い英語でこれでもかってくらい説明してみたけど、表情があんまり晴れない。。。

 

 

そこで、こう問いかけてみる。

「僕の言ったこと分かってない?(You don't understand what I mean.)」

 

恐る恐る聞いてみたら、

B君「No. ...」

 

いや、分かってるんかい(笑)。

あ、今、自分の中でよくかみ砕いて理解しようとしているのか。えらいぞ。その根性。見上げたもんだ。

 

って思っていたら、

「No.  I don't understand.

 

いや、

いやいや、

 

わかってないんかーい(笑)

 

さっきと一緒や、「NO」の使い方が自分と違う。。。

 

 

 

 

NO(ううん。)の受け答えの後に、

その相手の会話を否定するのではなく、

Not に対しての、Noを被せているのかなと

思いました。

 

すごーくややこしいのですが

要するに

コーヒー熱い・熱くない論争は

 

僕「ぬるくない(熱いの)?」

 

「ううん。【ぬるいよ】」

➡’ぬるくない(熱いか)’って質問に対していいえ。=ぬるいよ

 

が来るのではなく

B君「ううん。【ぬるくないよ】」

➡’ぬるくない’ってことは無いよ=熱いよ

 

が返ってくる。

 

また2個目は、

 

僕「私の言ってることが分かってないよね?」

 

「ううん。【分かってるよ】」

➡言ってることは分からない?の質問対してのいいえ。=分かってるよ

ではなく、

B君「ううん。【分からない】」

➡言ってることは分からないよ。=分からないよ

 

が、返ってくる。

 

 

 

というように、

質問に対して

No

と使っているとうよりかは

文の内容を、言ったことの中身を否定したいときに

No

を使っている感覚がありました。

 

 

実は、この「No」問題。

この時だけじゃなく、何回もあって。。。

英語力のせいなのか、コミュニケーション能力の問題なのか分からない。(笑)

ただ、他のフィンランド人の友達とも何回かこの状況に陥ってるから僕個人の問題ではないんだろうと思います。

フィンランド人全員がそうというわけではないとは思いますが。

 

 

というか、

僕が普通に否定を使わない聞き方にするか、

ちゃんと相手の言う事聞けばいいんやよ

っていう話なんですけどね(笑)

 

 

 

 

これと似ていて

もう1つ、面白い話を友達から聞きました。

 

日本語を話すフィンランド人の友達が

肯定する時のYesを

「うん、うん。」

と言うみたいです。

日本人も「うんうん。」と言いますが

基本「うん。」1回だけなので、

 

これ、~なの?

と聞いてみた時に、

「ゥウン。」

と言われて

どっち!

となるらしいです。(笑)

 

 

僕の話と似ていますよね?

え、似ていませんか。(笑)

 

 

 

 

【言葉】

その人の考えや気持ちを反映する鏡の様に、

その人の文化や生きてきた背景を映し出すように、

使われる1つの’ものさし’のようなもの。

これも文化の違いかな、

考え方の違いなのかな、

と思います。

 

会話や言葉を使っているときは、

その言葉だけ受け取るのではなく、

その人が何を伝えたいのか

どんな経緯があってその言葉を用いているのか

をよく理解することが相互の’本当の理解につながるのかなと思います。

 

ただ、あまりにも考えすぎてしまって、相手が何を考えているのか分からないという風になってしまうのが自分の悪いところなので、気を付けなければと思います。

最後に真面目になってみる(笑)

 

こんな感じで今日も1日楽しく過ごせました。

今週は何があるんだろう。楽しみ!

 

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(雪が降った先週。秋と冬が同時に来ています。雪、すぐ解けちゃったんですけどね(笑))

 

それでは!

Moimoi!

 

 

 

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