いっちーの Music Juke Box. File.2 -Mrs. GREEN APPLE『僕のこと』-
どうもどうも、
イッチーです。
今回は、
【いっちーのMusic Juke Box！】
です。
いきなりですが、今回の曲の歌詞を少し紹介します。
僕は時々寂しくなる
みんなもそうなら
少しは楽かな
ある歌詞の一小節なのですが、
これを聞いた時に、僕は自分の頑張りすぎに気づき、一気に「胸のつっかえ」がとれた気がしました。
今回はそんな「自分、ちょっと頑張りすぎてるなって思う人」に見てほしい記事です。
さて、
『いっちーのMusic Juke Box』
2曲目です。
一体いつまで続くのでしょうか（その前にニーズがあるのかって話ですね（笑））。
出来る限りやっていきたいと思います。
本当はSpotfyか何かを使ってランダムで選んでいこうと思っていたのですが、
「あ、俺がランダムで決めればいいや」
と思い、まずは自分のお気に入りの曲から選んでいこうと思います。
先程の歌詞。
見覚えのある方はいたでしょうか。
サッカーが好きな方はもしかしたら、知っているかもしれませんね。
そう、
2曲目は...
『僕のこと』
Mrs. GREEN APPLEの8枚目のシングルである『僕のこと』。
この曲はなんと、第97回全国高校サッカー選手権大会の応援歌にも起用されています。
前回のAAAの『笑顔のループ』に引き続き、有名どころしか持ってきていない（笑）
ちなみに前回の記事はこちらから↓
歌詞から見ていきましょう。
「僕のこと」
作詞：大森元貴
作曲：大森元貴
僕と君とでは何が違う？
おんなじ生き物さ 分かってる
でもね、僕は何かに怯えている
みんなもそうならいいな
がむしゃらに生きて誰が笑う？
悲しみきるには早すぎる
いつも僕は自分に言い聞かせる
明日もあるしね。
ああ なんて素敵な日だ
幸せと思える今日も
夢敗れ挫ける今日も
ああ 諦めず足宛いている
狭い広い世界で
奇跡を唄う
僕らは知っている
空への飛び方も
大人になるにつれ忘れる
限りある永遠も
治りきらない傷も
全て僕のこと
今日という僕のこと
得ては失う日々 意味はある？
伝わることのない想いもある
だから僕は時々寂しくなる
みんなもそうなら
少しは楽かな
僕だけじゃないと
思えるかな
ああ なんて素敵な日だ
誰かを好きでいる今日も
頬濡らし眠れる今日も
ああ 嘆くにはほど遠い
狭い広い世界で
僕らは唄う
冬に咲く花に
命が芽吹くよ
駆けるは 雪の大地
青すぎた春を
忘れずに居たいと
語るは 友との地図
駆けるは 人の旅路
僕らは知っている
奇跡は死んでいる
努力も孤独も
報われないことがある
だけどね
それでもね
今日まで歩いてきた
日々を人は呼ぶ
それがね、軌跡だと
ああ なんて素敵な日だ
幸せに悩める今日も
ボロボロになれている今日も
ああ 息をして足宛いている
全て僕のこと
あの日の僕らのこと
僕と君とでは何が違う？
それぞれ見てきた景色がある
僕は僕として、いまを生きてゆく
とても愛しい事だ
出展：UtaTen無料歌詞検索サイトより
歌詞が
哲学的でもあり、それでいて「あ～そうだよなー」と思える部分もある。
そんなはざまをいったり来たりしているのが僕がMrs.を好きな理由でもあります。
聞けば聞くほど、歌詞の見え方が変わってくる。
何度聞いても楽しめる曲ばかりです。
「何故この曲を選んだのか。」
それは、
- 頑張りを肯定してくれる（しかもツンデレ要素込み）
- 1歩前に進むことを勇気づけてくれる歌詞
という2つの理由です。
- 頑張りを肯定してくれる（しかもツンデレ要素込み）
「一生懸命頑張る。」
何か目標に向かって、自分なりの「頑張り」を毎日毎日している人が多いと思います。
それは部活だったり、勉強だったりするかもしれません。
そんな「頑張り」はすぐに結果にならないことの方が多いかも。
まして、周りの才能のある人を見て、自分の不甲斐なさを痛感するときもあるかもしれません。
実力社会の中にいたらそれは顕著です。
僕もそんな時がありました。
英語の勉強をしても、全然うまくならない。
スポーツでも、どれだけ頑張っても越せない人や限界値があると思ってしまう。
「同じ人なのに」
「同じ人間なのに、なんでこんなに違うんだろう」
そう思った経験があるからこそ、
最初の歌詞で、心は既に曲の中にありました。
僕と君とでは何が違う？
おんなじ生き物さ 分かってる
でもね、僕は何かに怯えている
みんなもそうならいいな
”僕と君とでは何が違う”
何も違わないはずなのに、「同じくらい頑張っているのに。」
そんな気持ちがぐるぐると渦を巻き、1つの嫉妬のようなは灰色の感情に巻き込まれてしまう。
自分の中で思っているけど、言葉にしたくない気持ち。
そんな気持ちをうまく受け止めてもらっているイメージがあります。
”みんなもそうならいいな”
「僕だけこんな苦しい想いをせずに、みんながそうだったら良いのにな。そうだったら少しはこの気持ちも収まるのにな。」
もう説明が要らないほどの、歌詞の納得のいきようですね（笑）。
（10秒くらいで既にこんな感じ）
そのあとの歌詞に続きます。
がむしゃらに生きて誰が笑う？
悲しみきるには早すぎる
いつも僕は自分に言い聞かせる
明日もあるしね。
毎日頑張ってもうまく報われないことはあって、それを格好悪いなって思う自分もいたりして。
そんな、少しすかした自分で「自分の頑張り」に文句をつける時もある。
けれど、それは本心ではなくて、すぐにまた悔しいという感情が出てきてしまう。
そんな悔しさを落ち着かせるように
”明日もあるしね”
と言い聞かせる。
そんな心の葛藤をうまく拾ってくれています。
簡単には収まらない心の様子を描写していて、より世界観に引き込まれます。
この後サビに入っていくのですが、
サビはまた説明するとして、頑張りを肯定してくれる歌詞の紹介に進みます。
それがこの歌詞です。
僕らは知っている
奇跡は死んでいる
努力も孤独も
報われないことがある
だけどね
それでもね
今日まで歩いてきた
日々を人は呼ぶ
それがね、軌跡だと
うわあああああああああ
もう感情の大洪水。
どうしていいか分からないやーつですね（笑）
努力をして、今は報われなくても、いつか結果が出る。
そんな「奇跡」というやつを信じている。
けれど心の中では「そんな奇跡は無い」
という気持ちを
”奇跡は死んでいる
努力も孤独も報われないことがある”
という歌詞で表しているのがすごいですね。
そうやって突き放しておいての。。。。
”だけどね
それでもね
今日まで歩いてきた
日々を人は呼ぶ
それがね、軌跡だと”
「あなたの努力や孤独は報われないよ。」
と、一回突き放しておいての。
「大丈夫今まで歩んできた道、頑張った歩みが
『きせき』なんだよ。」
だから、無駄ではないんだよ。
と。
頑張りを肯定してくれています。
この曲の好きなところは
こういうところです。
何回も何回も、
「この努力は無駄なんじゃないか」
って思ったことを、
「大丈夫。それは、今のあなたを作っているから」
と肯定してくれているところ。
そうやって意固地になっているのは、あなただけじゃない。
みんなそうやって弱みをもって、不安を抱えて、孤独で生きている。
だから、独りじゃないんだ。
そんなメッセージ性があると思いました。
2. 1歩前に進むことを勇気づけてくれる歌詞
この歌詞のすごい所は
人生を楽しむだけでいいんだよ。
苦しみを含めて素敵な人生なんだ。
というのを表現してくれているところです。
1つ目のサビでは、
ああ なんて素敵な日だ
幸せと思える今日も
夢敗れ挫ける今日も
ああ 諦めず足宛いている
狭い広い世界で
奇跡を唄う
2つ目のサビでは、
ああ なんて素敵な日だ
誰かを好きでいる今日も
頬濡らし眠れる今日も
ああ 嘆くにはほど遠い
狭い広い世界で
僕らは唄う
と表されています。
良いことも、悪いことも
そりゃあるよ
でも、それができることって
凄く人間味が溢れて幸せじゃないか。
素敵じゃないか。
そんなことを思わせてくれる歌詞です。
しかも、それがもしかしたら奇跡なのかもしれない。
と思わせてくれる、部分です。
もう天才！
子どもがPC使えちゃうくらい天才！
（いや、分かりにくいわーい。ほっぺは柔らかそうなのは確か。）
「また頑張ろう」と思える部分が、曲の最後に来ます。
ああ なんて素敵な日だ
幸せに悩める今日も
ボロボロになれている今日も
ああ 息をして足宛いている
全て僕のこと
あの日の僕らのこと
僕と君とでは何が違う？
それぞれ見てきた景色がある
僕は僕として、いまを生きてゆく
とても愛しい事だ
悩めることが幸せ
ボロボロになれること、そしてボロボロになった今日、
全部が自分で全部が悪いことなんてない。
生きていれば。
そう思わずにはいられませんでした。
最後の部分で
僕と君の違いを肯定してくれます。
”それぞれ見てきた景色がある
僕は僕として生きていく”
僕らが今見てきている景色は、経験が違うから
生き方も違っていれば、頑張りも違うよ。
それでも
自分らしく頑張ったり、自分らしく生きていければ
自分を愛することが出来れば
十分なんじゃないかな。
そうやって思える事のほうが大切なのかなと思います。
他の人と比べて、不安になったり、孤独になったりするのも分かる。
努力が報われずに、嫉妬したり、人生が嫌になるのも分かる。
けれども、そうやって比べてしまうのではなく、
「自分のこと」を大切に。
楽しいことも苦しいことも
ぜんぶぜんぶひっくるめて
「ありのままの自分」を愛しく思う。
そのまま、「じぶんらしく」。
そういうメッセージがあるのかなと思いました。
ここまで、考えちゃう自分の妄想癖(笑)
あっぱれ！（笑）
僕にとってはそれだけ、思考と感情をぐるぐるかき混ぜられた曲だったという事です。
そして、”生き方を肯定された曲”なんだなと思いました。
MVでは、もっくんこと大森元貴さんが最初、モノクロの世界で1人で歌い始めます。
歌詞の様な孤独や不安という強烈な負の感情を歌い上げ、そのあとのサビに行くにつれて色が加わりカラフルになり、サビで全員が出てくるという演出が、温かみを感じました。
2番のサビの部分も必見です！
もっくんの体験も入っているのかなと思い、余計グッときます。
MVはこちらから↓
いかがだったでしょうか。
誰にでも、強烈な感情とリンクした曲はあると思います。
しかも、マイナスの感情の時に。
僕はこの曲がそのうちの1つでした。
みなさんのオススメの曲も教えてください。
是非、その曲にも浸ってみたいです。
それでは！
Moimoi!
