フィンランドの東北【タイバルコスキ】へ来て-1日目- トナカイとクロスカントリースキー
どうもどうも、
イッチーです。
今、僕はフィンランドの東北にある【タイバルコスキ(Taivalkoski)】へ来ています。
ここには去年の8月に友達と一緒に旅行で来ました。
フィンランドに来て最初の旅行。僕の考え方や生き方に素敵な刺激を与えてくれた場所です。忘れられない強烈で鮮やかな思い出がまた僕をここに強く引き寄せてくれました。
2度目のタイバルコスキ。
8月はこの道路も緑色と茶色で覆われていましたが、今ではこんな感じです。
果てしない一本道は変わりありません(笑)
8月のタイバルコスキに関してはこちらのブログからどうぞ!
今回は大学のスキー休暇を使っての長期滞在です。(授業が2つ程あったのですが、授業側から課題を代わりに出してもらうことで帳消しにしてもらいました。(笑))
前回同様に、タイバルコスキで旅行会社を経営していらっしゃる森村フィンランドの方に企画してもらっています!
今回も既にご厚意にご厚意を重ねていただいてます。再度訪問しているだけなのに、本当に嬉しいという言葉以外、表現しようがありません。いつか必ず恩返ししに来たいです。1日目にして思ってしまっています。それほどの温かみのある優しい方と共に今回も旅行スタートです。
1日目の予定は
ダウンヒルースキーしたことあるのですが、クロスカントリーは生まれてから1度もしたことありません。
同じだろうと思って高を括っていたら、、、
予想以上の難しさ!!
途中で何人もの(地元に住んでいるであろう)フィンランド人に抜かされました。
彼らは急斜面ですら角度が無いかのようにスイスイと登っていきます。平地は平地で簡単そうに滑っていくし・・・
元々、使うスキー板とシューズもダウンヒルのそれとは異なります。
踵が浮くシューズで、板が予想以上に細いです。
これにより、ダウンヒルよりも機動性が高くなり、自由が利きます。
慣れない僕にとっては、不自由の何物でもありませんでしたが。。。(笑)
年代問わず色んな人が滑っているのを見て
やっぱ小さい頃からやっているとこうなるんだろうなー
と、感嘆と敗北感で一杯になりました。
今回、実際にクロスカントリースキーをやってみて、生涯スポーツにぴったりだなと実感しました。ダウンヒルスキーに比べてケガの心配も少なく、ランニングのように地面の反力を膝や脚、腰等に受けることも雪によって軽減されるため、安心して行えます。自分の自由な様に滑れるため、競争しなくて良く、スティックを持つことによってグリップ力も上がり認知症防止にもつながります。水泳と同じように上半身も意識して動かすことによって全身運動にもなり、1つの石で何羽の鳥が落ちてくるんだってくらい1石2鳥にも3鳥にもなります。
そしてなんといっても
クロスカントリースキー、フィンランドで行う醍醐味ですよね・・・
【雄大な自然の中で、きれいな空気を吸って、楽しむことができる。】
あえて言います。
This is Finland !!
This is Taivalkoski !!
中1か(笑)
フィンランドといえど滑るコースには限りがあり、もう少し大きな街(ユバスキュラ市とか)なら結構沢山の人が滑りに来ます。スキーもスケートも。
けれど、ここタイバルコスキはほとんど貸し切り状態。
想像してみてください。
誰にも気を使わなくていい。
自分の自由にできる。
休みたかったら休めばいい。
走りたかったら走ればいい。
疲れたら青空を仰いで、静かな中で自分の鼓動を感じてもいい。
時には転んでも良い。
わざと転んだって良い。
「自分だけがいる」
そんな空間が、タイバルコスキにはあります。
自由って素晴らしい。
へいわだなぁ~
何回も感じました。
あくせく働くことも、何かにおわれることもなく、ただひたすらに自分の大事な人と楽しい時間を共有できました。
実は滑走コースの近くにスケート場があり、そこから物音が聞こえてきました。
興味から覗いてみると、、、
スケートをしている子供たち!
けれど、明らかに様子がおかしい。。。
滑ってるには滑ってるのですが、、、みんなで踊り狂っていました。(笑)
何人か横になっている人は、はしゃいで転んで、それでもなお踊り続け、この様子です(笑)
話によると、フィンランド内でスケートをもっと好きになってもらおうと活動があるらしく、その真っ最中だったようです。
そんな活動があるんですね。
なんと、このイベント子供たち無償で提供しているそうです。おかねどこから出てくるんだろうと思いつつも、いつもはクールなフィンランド人の子供たちも楽しそうに遊んでいる姿をみてほっこりする瞬間でした。
スケートの後、8月に訪問した時にお会いしたユハさんご夫妻の元へ行くことになりました。この予定、急遽決まったのですが快く迎え入れてくれました。
本当に感謝です。
まず、ユハさんの家に行って出迎えてくれてのは、ユハさんたちではなく、、、
トナカイたち!
めちゃくちゃいました。
そして、ユハさんと久しぶりのご対面。(奥さんのアルヤさんは他の予定があり、会うことはできませんでした。)
顔を見るなり、きゅっと引き締まった顔から一転、クシャっとなった優しい笑顔で迎えてくれました。握手の際、強く握られたその手は「あぁ、またここに戻ってこれたんだな。」と、胸を撫でおろす感覚で、胸がいっぱいでした。
僕は、自然とのつながりだけでなく、人と人とのつながりもここで作れていたんだな、と少し嬉しくなりました。
そして、トナカイの餌やりをさせてもらえることに!
多いなあ。(笑)
タイバルコスキで出会った人の数簡単に抜いたわこれ、と思いながら恐る恐る囲いの中へ入ってみます。
餌をもっているのを分かってか、ユハさんの後をみんなで追いかけます。
そして、僕も餌をあげてみることに、、、、
第一印象は、
「馬とかラクダに餌をあげている気分」でした。(笑)
この時は普通に接していましたが、思えばこのトナカイたち
野生で育ってきたんだった。。。。
何時襲われてもおかしくない。。。
って、後になって思いました。
ひっくり返して考えたら
それぐらい大人しかったということです。
写真の中のワンちゃんはユハさんと生活しており、安全と分かっているのか人の股下にスッと入ってきます。
動物好きな僕としては楽しく、時間を忘れる一時でした。
激かわですよね。
僕も実家で犬を飼っているのですが、絶対にこんなことはしません。(笑)
また、面白い話も聞けました。
トナカイのお尻のある緑色のサイン何か分かりますか?
これは、トナカイにワクチンが打ってあるかどうか判別するためにあるのだそうです。大方のトナカイのお尻が緑でした。
打っていないトナカイもいるのですが、この差は特に内容です。一斉にワクチンを打ったのが10月か11月の頃で、その時にいなかったトナカイがお尻にサインのないトナカイだそうです。
また、前足の首(人間の肩)辺りにある毛の無い部分にも意味があるそうです。どこの地区で捕まえたかが分かるようにしてあります。このトナカイの場合、斜めに3つの線が入っています。他にもTの文字や2つの斜線のトナカイであったり全部で4.5種類の記号がありました。
最後に、トナカイを飼っている人に
-その家庭にトナカイ何頭いるのか-
を聞くのは、厳禁だそうです。
その数によって、おおよその収入が分かってしまうそうなので。。。
フィンランドに来る際は気を付けてくださいね
その後、素敵な場所に連れて行ってもらいました。
フィンランドのポストカードになるような景色で、フィンランドでも見れる場所は限られているそうです。
木々が雪で覆われており、何とも言えない力強さと、自然の壮大さをその目で感じ取ることができます。
この日は天気が良く夕暮れ時に撮影したこともあって、何にも混ざらないまっさらな白、尽き抜けるほどのすがすがしい青と、時々刻々と染まっていく赤の3つの色で風景が形どられていました。
8月に来た時とは違う発見。
前回も。
そして今回も。
フィンランドに来て半年経って”フィンランド”に対する見方も、自分の考えも変わっているはず。その中で、どんな発見があるのか。
きっと沢山ある。
そんなことを思ってワクワクした、そんな素敵な旅行の初日でした。
次回は2日目について書いてこうと思います!
お楽しみに !!
それでは!
Moi moi!
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